【中間報告②】スラムフッドスター主催のオーディション企画『TOKYO DRILL2』より、反響の多かった12MCをピックアップ!

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


当サイトが主催する" DRILLでイケてる次世代スターアーティストの発掘 "をコンセプトとした参加型オーディション『TOKYODRILL FREESTYLE 2023』。第1弾が終了するや否や、第2弾『TOKYO DRILL2』がスケールアップして開始された。 


前回の記事では11/25〜12/10までにエントリーがあった8MCを紹介したが、そこから応募件数が急増。予想以上の反響に運営陣一同驚かされた。


さて、この記事では12/10〜12/25までに応募があった中から、12人のMCをピックアップした。Xで "いいね" が70以上ついたアーティスト(レベル高すぎでしょ)を一挙にチェックして欲しい。




SWN Cutzwar(シヲン カツウォー) は、2017年から九州を拠点に活動しているクルー" L-BLANTS "のリーダー。自身の作品では伸びやかなフローを心地よく聴かせてくれる。応募作品でも、オートチューンを要所要所で効果的に用い、ギリギリの生活から抜け出そうとする様子が描かれている。





Pxrge Trxxxper は、SoundCloudを中心に作品を発表する謎多きアーティスト。メタルコア / トラップメタルの影響を感じさせるシャウト。感情がちぎれそうな悲痛な叫びには、犯罪の匂いが漂っている。


Pxrge Trxxxper

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Instagram:https://www.instagram.com/lif3isrisky





滋賀をフッドとするラッパー。SoundCloudではDrill曲を発表しているが、まだまだ謎多い。Pxrge Trxxxper同様、ハードなリリックにも関わらず、冷静な語り口調が印象に残る。





buntes(ブンテス)は、REGOLITHとの2MCユニット・Buzz Brats のメンバー。卓越したスキルとキャッチで口ずさみやすいメロディが特徴だ。最近では、ビートメイカー・KUVIZMとのコラボEP『The view of life』を12月6日にリリースしている。


応募作品では、片親+生活保護と生活苦の中でもささやかな希望を見出すポジティブさがあり、そこからの逆転劇が表されている。ひっかりある迫力あるフローと、一曲のなかでドラマのように感情の波をつくる展開力が素晴らしい。





埼玉をフッドととし、『ニートtokyo』にも出演したことのあるラッパー Forest55 。Drillへのアプローチは早く、前回大会のチャンプ・BEREALのインタビューでも「Forest55から影響を受け、Drillを始めた」と語っている。応募作品では、逮捕されてからの快進撃が描かれている。





徳島生まれのラッパー South Back 。ダークな楽曲が特徴で、ANUBIS (ALMAR$$$)などを客演に迎えたアルバム『Cold Scene』を8月15日にリリースしている。前半と後半で声色も人格も変えるなど凝った2部構成。Yvng PatraやYoung zettonが好きな人はチェックして欲しい。




15才というと中学3年生だから驚きだ!
ラッパー 999dobby への憧れから14才でラップを始め、自分をイジメた奴らをマイク一本で見返していく。これから風貌も含めてどう化けるか未知数なので、チェックして欲しい。


B1ACK BAND

X:https://twitter.com/B1ACKBAND





異色の応募者登場‼️

2020年2月ラップアイドルグループ " MIC RAW RUGA " に AKIRA として加入。2023年9月に脱退し、ソロアーティストとして活動している。過去には、MIYAVIや欅坂46とダンサーとしての出演経験もあり、のんのMV「Oh! Oh! Oh!」MV振付をするなどマルチな才能の持ち主だ。


応募作品では、うつ病を患ったことなど、表舞台の輝かしさからは想像もできない影の部分をユーモアたっぷりに吐き出している。多彩なフローにも注目して欲しい。


あっすん

X:https://twitter.com/nantokanateru

Instagram:https://www.instagram.com/nantoka_natteru





広島をフッドとするラッパー・WA$ 。

メロディアスな楽曲を得意とするが、今回の応募作品ではビートに合わせた刻むフローを披露。田舎の環境を妬んでいたが、この町から世界を目指そうと心境が変化している。

加速するビートに、倍の倍で加速させるラップに注目して欲しい。








Dr.マキダシが中心となり新しい価値観・居場所を創造すべく設立した企画&運営団体 "ドクターインダハウス" に所属し、青森をフッドとするラッパー・くずにぼし。名前のインパクトだけでなく、血気盛んなキャラクターにキレあるフローが特徴的だ。


7月23日には、1st EP『KUDZU NIBOSHI DASHI』 をリリースしている。


クローゼットの中でRECしたという応募作品。情景が浮かびまくるストレートな学校生活。バイトしながらマクスの下でラップしている描写が微笑ましい。





ピコ太郎のヒット曲をハードなDrillに仕立て上げた「BBDB」で、TuneCoreのプレイリスト入りするなど強烈なインパクトを残したラッパー TAKEKO420(タケコフォートゥーオー)。応募作品ではトップを獲るということ以外は言ってないが、それだけでキャラクターが伝わってくる。屈託ない笑顔が可愛らしい。





『TOKYO DRILL』の前回大会では、3人まで勝ち上がりMusic Video権を勝ち取った凡度。最近では、日本経済新聞社/テレビ東京が主催したラップコンテスト『NIKKEI RAP LIVE VOICE』で第一興商賞をもらうなど徐々にメディアでの露出を増やしている。


応募動画は自宅キッチンで撮っており、どこでもラップができることをアピール。重厚感がありながら弾ませるフローを披露している。呂布カルマに称賛されたラップは伊達じゃない。


スラムフッドスターから公開されたMV「CHUNGHWA」




今回のオーディションは、当初締め切りが12月25日となっていたが、要望が多かったため12月31日に延期された。最終日には滑り込みで応募が多数あり、勢力図がガラッと可能性がある。


オーディションの次の舞台は【第一ステージ】で、2024年1月にエントリーしたアーティストから16組を選出。マイクパフォーマンス審査が開催される。


今回、紹介しきれなかったアーティストも多数いるため、気に入った作品にはどんどん"いいね!"を押して欲しい。



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