▌NEWS ▌てらいのない実直な言葉がリスナーの心に爪を立てる|淡路島のラッパー・Siryu がEP『feel flat』をリリース。
兵庫県淡路島出身で20歳のラッパー・Siryu(しりゅう)が、EP『feel flat』を11月4日(土)にリリース。 同時にEPに収録された「paper」のMVも公開された。
20歳。子供と大人の狭間である青年期が視る、自身を取り巻く理想と現実のギャップ、やるせなさや理不尽な環境が翳(かげり)のあるリリックで表される今作。
衒(てら)いのない実直な言葉は同世代のみならず、大人であることに慣れてきてしまったリスナー達の心にも確かに爪を立てるだろう。
「rainy day」にSBK、「kankei」には写楽のビートを起用。関西や関東でも幅広く活動する彼らのメランコリックで気怠げな音が憂いのあるリリックを際立たせる。
自らに言い聞かせるよう、隣人への優しさを内包した「paper」、哀愁の漂うループが印象的なbuchi の「route」は、土地開発によりかつての温かな姿を徐々に変えつつある彼の故郷・淡路島を背景に、変化への戸惑いや怒り、もどかしさが滲んだ一曲だ。
ミックス、マスタリングはhomeboyfish、アートワークはcanpanyclubの今EP『feel flat』はタイトルからしてややシリアスな印象だが、ラストシット『1page』は不安定な今も乗り越え、なんとか日々を送っていこうという仄かな希望の光も感じられる締めくくりになっている。客演には大阪の友人・KoKuShiを迎え、BULK MAILとしても活動中のNakedBluesがビートを提供。
12月には次の作品のリリース予定もあり、日々制作に励む Siryu。各種サブスクだけでなく主に関西圏にて出演のライブにも是非足を運び、直接眼と耳でその姿を確かめて欲しい。
text by 北村(https://twitter.com/quan2751)
feel flat - EP
1.rainy day prod.SBK
2.kankei prod.写楽
3.paper prod.buchi
4.route prod.buchi
5.one page feat KoKuShi prod. NakedBlues
mix,master by Homeboyfish
jacket art by canpanyclub
Siryu
Instagram:https://www.instagram.com/_siryu_/
X(旧Twitter):https://twitter.com/_siryu_
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