バトルのごとく互いに健闘をたたえ合う|SHAKUが前作とは趣を変えた新曲「JP'sHAKA feat.輪入道」をリリース
18歳から埼玉へ移り住んで音楽活動を開始。現在はフッドである浜松を拠点に活動するラッパー・SHAKU 。4月30日には1stアルバム『METAL』をリリースしており、怒りと悲しみに満ちた楽曲が並んでいた。
そこから半年ぶりに発表されたシングル「JP'sHAKA feat.輪入道」は、アルバムとは全く違ったベクトルに驚かされるだろう。BPM早めで、スカの要素を取り入れたトラックは、走りたくなって体がうずく。
音楽と向き合うことは、己と向き合うこと
と言わんばかりに、叩かれても何度も立ち上がる不屈のボクサーの様にファイティングポーズを構える。
「我々は己と戦い続ける」と2人称になっているのは、客演参加したラッパー 輪入道 を意識してのことだろう。Verse2では、輪入道が「お互いぶつけ合うタメ年のStory」と曲の中でアンサーを返している。
これは長年活動してきた者にしか書けないリリックで、その背景にはマイクを握ることをあきらめた数多くのラッパーたちを見送ったことが想像できる。
管楽器のメロディに合わせてHOOKを歌うSHAKUは、前作で陰の部分をやりきったからそこ、陽の抜けの良さがある。そして輪入道には、ストリートで散々なめてきた苦味がダミ声となって表れている。
SHAKUが投稿したレコーディングの状況が、そのまま曲に反映されており、2人の関係性がうらやましい。
自分の部分を録り終えてすぐにデータ送ったら、即折り返しの電話
— SHAKU (@shakurome) October 8, 2023
"30分後にはスタジオに駆けつける"
到着後椅子にも座らずレコーディングブースに直行し
1発で録った男の名は輪入道
SHAKU - JP'sHAKA feat.輪入道 https://t.co/iiN8D5nMgI @YouTubeより pic.twitter.com/J478peAxkv
SHAKU
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輪入道
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text by ドラム師匠
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