絶望の中にかすかな希望を見いだす ラッパーSHAKUが新曲「Metal G」のMVを公開
静岡県浜松市出身。18歳から埼玉へ住み音楽活動を開始したラッパー・SHAKU 。 2019年に2nd EP 『Meditation』を発表後、しばらくリリースから遠ざかっていた。
それから4年、ついに1stアルバム『METAL』を4月30日にリリースした。タイトルの通り、HIPHOPの中にメタルの要素が入っており、ダイナミックかつダーク、そして怒りと悲しみに満ちた楽曲が並ぶ。
アルバムに収録されたこの曲は、父親の死、放火をした叔母、認知症になった祖父、精神的に不安定な祖母の介護生活といった苦難が描かれている。抗えない血筋からくる自らのルーツ。死すら考えるほどギリギリに追い込まれた精神状態の中、なんとか正気を保ちたくて、思いを必死で曲にぶつけている。
SHAKUには、痛みをそのまま曲に転化させられるHIPHOPという存在が、生きるためのよりどころとなっており、微かな光を照らす。
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