広島の JAKEN がNew MV「DONZOKO」を公開| 開けっぴろげなリリックから伝わる生活の激しい息遣い

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


JAKEN(ジャケン)は、広島をフッドとする新鋭ラッパー。おそらく広島弁の「〜じゃけん」から取ったネイミングだろう。5月3日に映像メディア | 03- Performance |から公開されたMV「Seaside Flow」は、執筆時現在(11/13)、217万回も再生されヒットを飛ばしている。


そして今回、近日中に発売される5曲入り1st MIX TAPE『SEA SIDE TAPE』に収録された「DONZOKO」のMusic Videoが先行公開された。


生意気な面構え、高音の中にあるザラついた声は、一度聴いたら忘れないだろう。


この曲では、ケンカにあけくれ、どん底だった生活から音楽で成り上がる様を描いている。貧乏だった頃の描写は、一見見落としてしまいそうなエピソードをリリックにしているため、生活の激しい息遣いが伝わってくる。


「大嫌いなもやしすらも美味しい」
「払えないネトフリの月額費」
〜「DONZOKO」のリリックより引用〜


そして、性器すらも開けっぴろげにラップする様は、ラッパー Watson の影響が感じられる。将来、2023年を象徴するスタイルとなりそうな予感だ。


最後に、韻の踏み方が秀逸すぎるフレーズでこのレビューを締めたいと思う。ラッパー Eric.B.Jr や KAISHI が好きな人は、ぜひチェックしてみて!


ドンキの壁に描いたおっぱいまんこ
今はアイファンで商売繁盛
〜「DONZOKO」のリリックより引用〜




0コメント

  • 1000 / 1000