Liza がNew MV「愛 feat. SEEDA」を公開|秘めた悲しみがニジむ愛の歌

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!

「待って待って待って ママパパ何処にも行かないで」


母がロシア人、父が日本人のハーフで、日本語とロシア語を操るバイリンガルアーティスト・LIZA 。


日本で生まれてすぐにロシアで過ごす祖母に育てられる。親が何度か離婚と再婚を繰り返し、5歳で日本に戻ってきた時には、新しい父親と新しい兄弟が3人もいた。言語も家も何もかも異なる環境での生活を余儀なくされる。新しい父親に嫌われたり、母親の新しい恋人に家を追い出されて公園で野宿したこともあるという。


これは、過酷な半生を送ったLIZAが求めた愛の歌。

影のある歌声の奥には、内に秘めた悲しみがにじみ出る。


4月23日にリリースされたEP『愛』に収録された曲で、5月に出す予定だったものを撮り直し、ようやく公開されたMusic Videoだ。



客演には、Lizaが出演したAbemaTV『ラップスタア誕生2023』の審査員を務めていたSEEDAが参加し、彼も自身の半生を振り返っている。


居場所がなく荒れていた10代、ドラッグ、SCARSのメンバー STICKY の死、結婚を経て、子供ができたことで愛の捉え方が変わったとづづっている。


愛をテーマに書いたリリックであるが、SEEDAからLizaへ"もっと楽に生きていいんだよ"というメッセージを伝えているように思えてならない。





▼レビューを書く参考にした動画。これを見ると、「ママの恋人に消えろって言われるのも 1つの愛の形だと思ってた」というリリックの背景が理解できる。


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