「カンナムスタイル」級のヒットの予感|MC TONYが本気で挑んだ Drill曲「PANTS」をリリース

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


「安心して下さい 履いてますよ」でおなじみ "とにかく明るい安村" が、今年もうひとバズりしそうだ。


6月にイギリスのオーディション番組「Britain’s Got Talent」に出場。本人も今までで1番ウケたというパフォーマンスは、観客にスタンディングオベーションされるほど受け入れられ、ファイナリストまで勝ち進んだことは2023年の年間トピックに入るだろう。


そんな彼がMC TONY(TONYは海外でのニックネーム)として、 Drillミュージックに挑んでいる。クラップ音から始まるこの曲は、PSY「カンナムスタイル」を彷彿とさせる陽気さがあり、それでいてリズムは Drillというマジなトラックだ。


それもそのはず。プロデューサーは、UKDとSintaからなるUKグライムベースのプロデューサーユニット・Double Clapperz で、最近では、ralph や JUMADIBA の楽曲プロデュースを行なっている。とにかく明るい安村が、Double Clapperzのスタジオに行ってRECしたことから本気度が伝えるだろう。




全裸に見えるネタで用いるキーフレーズを入れつつ、「PANTS」で破裂音をかぶせることで、下品にならずカッコよさを追求。全裸ポーズが決まった時のお決まりの掛け声「Yeah」も挿入しているのもツボを心得ている。


「Britain’s Got Talent」で審査員を務めたTONYをネイムドロップしているのもニクい。


Drillで用いるダンスと取り入れながらも全裸ポーズを見せるあたり、カッコ良さの中に笑いがある。 カッコいい歌ネタでいうと、RADIO FISH「PERFECT HUMAN」以来のヒットとなるか?


この曲に便乗して、日本でもDrillが広まることを期待したい!




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