寂しく胸に刺さる口笛|ラッパー E-brown が過去の過ちを見つめた新曲「21」をリリース

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


「逮捕3回 留置所 親泣かせ信じろ」


TikTokを中心にじわりじわりと注目を集まるラッパー E-brown 。'02年生まれ、東京 錦糸町を中心に活動している。ラガ調のラップスタイルは、言葉がカタマリとなって、心をコツンコツンと小突いてくるようだ。


21才になったのを機に、自分を見つめ直したMusic Video「21」を10月28日にリリースした。張り上げる声には嘘はなく、その分、言葉に痛みが通っている。


目には見えない経験の数重ねて本当の自分になる 
重みを知って言葉吐くから胸の奥になんか当たる
〜「21」のリリックより引用〜


尾崎豊のクラシック曲「15の夜」からも引用した十代の過去。そこから少しずつ大人になる過程が描かれる。挿入される口笛の音色が後悔してもしきれない過去を象徴しているようで、寂しく胸に突き刺さる…





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