世界が揺れている時だから、この曲を鳴らす意味がある|ケンチンミン x illmore が新曲「Do The Right Things 2 feat. HUNGER (GAGLE) 」をリリース

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


2019年、大分県で活動するラッパー・ケンチンミンと、同郷のビートメーカー illmore はダブルネームアルバム『UNITED』をリリースした。その2人が再びリンクしてリユニオン。11月1日にNEWアルバムをリリースすることが発表された。⁡⁡


これは、アルバムからのリード曲。


illmoreがメンタルがヤラれ、ビートが組めないというスランプに陥った。しかし、Liveに呼ばれ出演したことをきっかけに一気に復活したという。ピアノのフレーズが優しく、少し晴れ間が見えるように感じるのはそのせいだろう。


ケンチンミンは、「LOVEとHATE」「好きと嫌い」「肯定と否定」と対局で考えても、「表と思ってたら裏返し」なんてことはあるから争いはやめようと歌う。


1ヴァース目が書けた後、攻撃的じゃない優しいラップができる人ということで HUNGER が浮かび、その思いが実現。HUNGERはレコーディングのためわざわざ仙台に会いにきた2人を包み込むようにラップしている。


正しいと思ってたことが間違っていたり、辛いと思ってたことが幸せのきっかけになったりと価値観なんて常に変わるもの。だからそこ寛容さが必要で、それができるのが愛だと教えてくれる。


世界が揺れるこんな時だから、この曲を鳴らす意味が感じられる。



殴り合いよりも愛
会いたい人に会い
わからないがわかり合い
分かち合いたい 愛
〜「Do The Right Things 2 」のリリックより引用〜






▼レビューを書く参考にした illmore × ケンチンミンのインタビュー記事。この曲がレコーティングされた仙台でのエピソードなどが書かれている。


0コメント

  • 1000 / 1000