いつ消えてもおかしくない切なさ|JNKMN & Taeyoung Boy が新曲「上にあるバッズ」をリリース

ドラム師匠

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49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


数々の共作があり相性のいいラッパー JNKMN と TAEYO 。TAEYOが、2020年5月まで用いていた Taeyoung Boy 名義で参加した新曲「上にあるバッズ」を9月27日にリリースした。


バッズとは、"大麻の種のない雌花の花穂を集めて乾燥させたもの"という意味があるが、"陰鬱な気分(BAD)"という意味でも用いられているのであろう。


JNKMNの暗黒な低音ボイスと、Taeyoung Boyの透明感のある高音ボイスは対照的で、互いに声の良さを引き出している。JNKMNは、スモークすることで曖昧になる感覚を歌い、Taeyoung Boyはどうせ不安なら、打ち消すように踊ろうと誘う。


曲全体を覆うのは、いつ消えてもおかしくない切なさだ。それでも2人が上を見上げているところに希望が感じられる。





▼JNKMNの1stアルバム『JNKMN NOW』に収録された楽曲。Taeyoung Boyがフィーチャーされたことで驚きをもって歓迎された2020年のクラシック




JNKMN

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Instagram:https://www.instagram.com/jnkmn/


Taeyoung Boy

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text by ドラム師匠



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