悩んでいる人の気持ちを楽にする64小節|ラッパー OMSB がRed Bull 64 Barsに出演

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!

レッドブルが翼をさずけるジャパニーズ・ヒップホップ専門チャンネル『レッドブルマイク』。その中でも人気のシリーズが、この"Red Bull 64 Bars" だ。ラッパーと、ビートメーカーがガブリ四つになって作り上げる64小節で、長いリリックの中にラッパーの人間性が見えてくる。


OLIVE OILのビートに乗せてラップをするのは、人気レーベル・SUMMITに所属し、10月にMini Album『喜哀』を発売するとアナウンスした OMSB 。ストリーミング対応で一曲の時間が短くなりがちな昨今だが、彼は一曲の中でストーリーを伝えることを大切にしている。


この64小節では、「悩む同志に投げかけるWhat's going on」と悩める人に語りかける。それはアドバイスをするというものではなく、自分も未だ悩んでいるという同じ目線に立ち、そっと手をたずさえる。


伝えたい相手を明確に想定し、どんな言葉が心に響くか模索する姿は優しさにあふれている。悩みが解消される訳ではないが、気持ちを少し楽にしたい人にオススメの一曲。



後ろめたいこの気持ちは誰に向けて歌えば
陽の光分かち合えば気付くはず 雨の優しさ
〜リリックより引用〜




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