Final Weapon CompanyのメンバーHang ソロ名義で2作目となる新曲「overlap」をリリース

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!


拠点を沖縄から神戸へ移し、人間らしい生活ができるようになったと話す Hang 。最近はCOYOTE AGREE名義で映像ディレクターとして自身のクルーfinal weapon companyだけでなく、SNEEEZEや大樹a k a考え中。、774といった若手のMusic Videoも手掛けている。


長いキャリアの中で、意外にもソロ名義では2作目となる新曲「overlap」を5月21日にリリースした。トラックは彼のバックDJも務めるDJ HAMAYA 。2人は2018年に楽曲「light of day」を発表した仲だ。


この曲では、HIPHOPシーンが盛り上がり毎日のように若いアーティストが生まれ注目される中、自分にできることを模索する姿が描かれている。Hangが出した結論は、冒頭で歌われる「継続は力」だろう。


後先を考えず、勢いだけで突っ走れた若手の頃とは異なり、長く継続していると浮き沈みがあり、時に虚無感にも襲われるものだ。そんな思いが「馬鹿の一つ覚えみたいに ただただ やり続けてくしかないのかな」と疑問形で終わっている所から垣間みられる。


迷いの中から思いは再び冒頭の結論「継続は力」に戻っていくことで、HOOKの言葉が余計に重みを増していく。


どこまでも自分に正直で、弱さも強さもさらけ出す、人間臭いHangの魅力が詰まった作品に仕上がっている。




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