OZworld 西暦1万190年のある惑星を舞台にした新曲「Atreides」をリリース

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!

レッドブルがキュレートするマイクリレー「RASEN」にて、沖縄を代表するラッパー Awich・唾奇・CHICO CARLITOらと共に出演した OZworld 。個性あふれるメンツの中で、沖縄の伝統的な旋律を大胆に取り入れたフローで話題をさらって行った。そんな OZworld の新曲「Atreides」が、4月28日にリリースされた。


前作「Compflex」に続きプロデュースしたのは、アメリカの名門メジャーレーベル"Geffen Records"と契約した DOC こと Ryosuke "Dr.R" Sakaiga だ。


広大なスケール感の近未来的なサウンドだと思ったらそのはず。この曲は、"人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年"を舞台に描かれており、OZworldのInstagramには、SF映画「DUNE/デューン 砂の惑星」と「メッセージ」を見てからまたMVを見て欲しいと書かれてる。


MVからは音楽だけでなく、衣装、美術、メイクの細部にわたって意識をはりめぐらせており、総合芸術と呼ぶにふさわしい映像に仕上がっている。


HOOK前のブリッジでは、ファルセットを用いた節回しがあり、ここに沖縄民謡のスパイスを入れることで時間的な奥行きが生まれている。HOOKで繰り返される「この2人のまま」のフレーズ。ここには祈りにも似た願いが込められており、引き裂かれてしまう運命なのでは?と想いをはせる。


OZworldは、eスポーツチーム・FENNELの正式メンバーであったり、NFTアート作品を作り出すプロジェクト「NiLLAND」を立ち上げるなど、時代の先端を意識的に取り入れているアーティストだ。


だからそこ、TohjiやkZmといった先鋭的なアーティストと歩調を合わせるように、音楽を通じて旧態依然の体制をぶち破る、新しい価値感を提示してくれる。




▼OZworldが、プロジェクト「NiLLAND」についての解説や、TVゲームからメタバースを連動させて考えていることが分かる動画


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