MVプレゼント企画の応募者から、音楽ライターが5組をピックアップ

ドラム師匠

毎週100本以上(!)アップされるHIPHOPのMVを厳選し、魅力を伝えます。
49歳 / 2児の父 / 元タワレコ店員 ➡︎ '17年12月〜Twitterで毎日レビューを書き ➡︎ '20年 1000レビュー達成 ➡︎ '23年12月 2000レビューを目指して邁進中!

スラムフッドスターが仕掛けるミュージックビデオプレゼント企画!!!! 

それは応募者から3名or3組までMV制作無償プレゼント!

さらに、その中の1名or1組に音楽活動費 賞金10万円プレゼント!


という、埋もれた才能を発掘する企画だ。



▼応募の詳細はこちらから


この記事では、これまで(4/25現在)の応募者の中から、私(ライターのドラム師匠)が超個人的偏見でアーティスト5組をピックアップしてレビュー。ツイートを貼り付けているので、ヤバいアーティストがいたら、いいね!やリツイートをお願いします。


(※ちなみに、私は選考には関与していませんので、ここで紹介したアーティストが選考されるかどうかは分かりません、悪しからず。)


──────────────────────

① 神戸をフッドとするラッパー・AKIRA

2022年には、キャリア1年未満で1st EP『Classic』をリリース。またコラージュアーティストの顔を持ち、ジャケットのアートワークも手掛けている。


このフリースタイルでは、声色を使い分ける表現の豊かさが際立っている。Teriyaki Boyzが歌った原曲「Tokyo Drift」の世界観を大切にしつつ、徐々に自分色に染めていく構成だ。特に後半、喉を振動させた低音ボイスを用い、闇堕ちするようにダークサイドに没入させている。


AKIRA

TwitterInstagram


──────────────────────

②神奈川県の湘南東部に位置する藤沢をフッドとするラッパー・S.the.JackPot


Scam.Crowやreality.mad.homiesというクルーに所属。


このフリースタイルでは、スタッカートを強くラップすることで、Drillサウンドが持つスピード感をさらに加速させている。まるで長い階段をステップを刻みながら超人的に駆け上がるイメージで心地いい。


決して恵まれたとは言えない生い立ち、いつ殺されてもおかしくないようなヤバい橋を渡ってきた過去。その借りをいま音楽でひっくり返そうという姿勢がHIPHOPらしくていい!


S.the.JackPot

TwitterInstagram


──────────────────────

③PUNK魂を感じさせる福岡のラッパー・p1nk boy


クルー "TRUE COLOR" のメンバーで、野生味ある歌声が特徴だ。


すぐにスタジオに入ってRECしたであろう衝動性が息遣いから伝わってくる。「置いたハサミ」安定さよりも夢を追いかける不安定さ選んだ生き方が、ギリギリのコーナーをドリフトする車体と重なる。


p1nk boy

TwitterInstagram


──────────────────────

④兵庫県淡路島をフッドとするラッパー・BEREAL 


流れるフローの中に感じる知性。それはリリックにも反映されていて、「トントン拍子」から「豚にパール」というフレーズを用いる言葉遊びや、「カーブの連続」から「のらりくらり」というワードチョイスで、日本語ならではのリズム感が楽しめる。



BEREAL

Twitter


──────────────────────


⑤詳細不明のラッパー・Lo-can$

(「097 フッド背負ってる」というリリックから大分のアーティストか?)


加工をしていない素っ裸な声は、肉体的な強さを感じさせる。後半に畳みかける展開が見事。カット割りした本格的なMVを仕上げて応募するあたりは、自分の見せ方が上手い。


Lo-can$

Twitter


──────────────────────


5組のアーティストをレビューしましたが、これで決まりではありません。応募の締め切りが4月20日➡︎5月5日まで延長されました。こういうのは、締め切り間際に応募が殺到するので、まだまだ前半戦と言えるでしょう。


我こそはと思うアーティストはぜひ挑戦して下さい!新しい才能と出会いを楽しみにしています。



0コメント

  • 1000 / 1000