張りつめた心をほぐしてくれる曲 空廻がMV「ゆるむとゆるすは似ていて 」 を公開
音楽活動をしながら、接骨院の院長 / 治療者としての顔を持つラッパー 空廻(くうかい)。ポエトリーとHIPHOP、レゲエ、歌が絶妙にブレンドされたフローが特徴だ。
この曲では、彼の接骨院での毎日が描かれている。患者さんの体に語りかけ、悪い箇所を見つけては痛みをほぐしていく。優しい語り口調から、患者さんだけでなく、人とどのように向き合っているか容易に想像できる。
あふれる感謝の気持ち。他人に尽くす誠実さ。
しかし同時に感じるストイックさ。
それはいつしか自分を追い詰めていく。
怖かったんだよ。
緩んで自分を許してしまうのが。
自分に問うよ。
今目の前にある光を見ようとしないのは
本当に誠実と呼べるのかい?
〜「ゆるむとゆるすは似ていて」のリリックより引用〜
曲の後半、"君"との関係性が変わることで、徐々に自分を許す過程が描かれる。患者さんを治療するように、自身の気持ちを解いていき、タイトルの言葉につながっていく。
正直に言うと、私はこの曲を聴いて泣いてしまった。自分でも気づかぬ間に気持ちが張り詰めていたみたい。ほぐされ揺れた感情が涙という形でこぼれたのだろう。心に触れられ治療をされた。そんな思いにさせてくれる一曲。
空廻
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text by ドラム師匠
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