CCS records.がゴスペルを基調にした新曲「MY FRIEND VESPA」をリリース
ロックやサーフサウンドなどを取り入れたメロディアスな曲が多かった"週末CITY PLAY BOYZ"が、"CCS records."に名義を変えてから初のEP『VESPA』を3月15日にリリースした。
"CCS records."とは福岡発のコレクティブで、音楽、グラフィック、アパレルなど各々の立ち位置で自由に表現活動を行なっている。オンラインストアでは、アパレルを中心としたラインナップが充実しており、彼らの本気度が伝わるだろう。
VESPA merchandise collection
— CCS records. (@ccsrecords_) March 16, 2023
available online 2023.03.17 9PM JST.
新シーズンVESPAのマーチコレクションを
3/17(金) 21:00〜オンラインストアにて販売致します。 pic.twitter.com/Z9lPsqVezN
音楽チームは、リーダーのBUGSを中心にpen public、bill、north NADOの4人が担っている。名義変更後にまず発表されたのが、EPの2曲目に収録されている「MURDA」だった。
アジア系の横笛をベースにしたループに乗せた脱力系のラップは、ネジが一個外れたようなカッコ良さ。三半規管をダイレクトに直撃し、立っているのがやっとなほど地盤が歪んでくる。 「fuck era 踊らないrule ey」 これが"CCS records."の新しいスタイルかと、以前とのギャップに驚かされた。
しかし、今回公開された楽曲「MY FRIEND VESPA」は、彼ららしいドラマチックな展開が戻っている。低いトーンから始まる歌は、ゴスペル調のコーラスと共にスネアが足され、徐々に感情を高ぶらせる。それは東の空から朝日が昇るように、徐々にグラデュエーションを変えていく。
I don't know why we are still living
nobody fuckin know 音の上に
残す we areここにliving
残す we areここにliving
〜「MY FRIEND VESPA」のリリックより引用〜
HOOKでは生きてること確かめるように大勢で声を張り上げ、感情を爆発させる。それはネガティブなこともすべてを飲み込む人間讃歌。身体性を伴った喜びに満ちた楽曲に仕上がっている。
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